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羽根がモチーフ『ANGEL』様看板

今回は、羽根がモチーフの『ANGEL』というローフードお料理教室のサロンの看板を作らせていただきましたので、その工程をupします。

『ANGEL』のオーナーさまが、まず図案を写メで見てせ下さいました。
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なるほど~♪羽根ですね。
色のイメージはシルバーとホワイト。

羽根はステンドグラスにすぐ出来るとして、文字の部分はどういたしましょう。。。
一文字一文字をステンドグラスでやるのも可能ですが、屋外で下げる看板としては強度的に心配…

楕円の中に文字を描く、はどうでしょう、と、提案させていただきました。
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当工房おとくいの“絵付け”技法の出番です♪

実は私の家系は、なんと祖母と母と父が書家、母は他に水墨画を、祖父は油絵を嗜んでいた、という、
筆を使うDNAが私には潜んでいて、“筆で何かを描く”というのはちょっと心躍る嬉しいお仕事。

ガラスの場合は、当然、絵の具は染みこまないので、専用の絵の具で描いたあと、窯に入れて600度くらいで焼成します。
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さらにもうひとつ。
最近マイブーム(笑)の、パウダーやフリットをガラスにまいて窯で焼く技法。
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2枚作り、どちらか選んでいただくことにしました♪

いろいろ選べるのも当工房ならではの特徴。

いろいろな技法が出来る工房にしたい。
工房の規模が小さいので、それなら技のデパート(あら、どこかで聞いたフレーズ(笑))目指します。

羽根を作っているところの写真を撮るのを忘れてしまいました

はい、こんな感じで羽根は出来上がっています。
そして、焼いた楕円の周りに鉛線をぐるっと付けて、ガラスと鉛線の間がカタカタしないようにパテを詰めて。
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完成(これは裏面)

と思ったら!羽根が2点でしか楕円とくっついていないので、グラグラする

これでは強度不足。
オーナーさま、羽根と楕円が出来上がった時点で、わざわざ工房に足を運んでいただいて、場所を決めてくださったのだから、私としては「楕円を羽根にしっかり3点で止めれる場所に変えてもいいですか?」とデザイン変更を言うより、お店の看板ですもの、第一印象がいちばん、この位置でと決めたなら、ステンドグラス職人として、強度を持たせた仕上がりに、知恵を絞ってアイディアを考えてみました。

そこですぐに思いついたのが、楕円の文字板を2枚作っていたのだから、羽根をその2枚でサンドする、
これなら大丈夫、オーナーさまに提案させていただきました。

OKとのことご了承いただいたので、このように完成いたしました。
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★掲載のデザイン・写真・記事などは、KALAMA Glass Art Studioに帰属しています。無断使用・転用は犯罪となります★




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店舗看板@茅ヶ崎

この度『Home Sweet Home Made』さんの看板を作らせていただきました~
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もとの原図
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これは、沢田としきさんというイラストレーターさんが
こちらのHome Sweet Home Madeさんのために描いてくださったというイラストとのこと。
まず、ステンドグラスにするのには、原図のイメージを損なわないように、
“カットライン”を描きこんでいきます。
それから、原図では、色が無かったため、色選び。
これは、施主様とご相談、そして、ご夫妻のイメージから色をご提案。

文字のところは、ピンクと白と透明という3層のガラス(独・ランバーツ社製のガラス)を使用し、いつものartstudio凛さんに頼んで、今回は、ピンクだけをサンドブラスト加工、白と透明を残して、という彫り方で、加工をしてもらいました。
顔やシャツの模様、エプロンのフリル、靴の細かいところは協調する部分ではなかったのでガラス絵の具(グリザイユ)で描いて焼成というステンドグラスの伝統的技法“絵付け”の技法でパーツを制作、組みました。
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お引渡し後、施主様がお知り合いのアイアン屋さんに特注の金具を作っていただいたとのことで・・・
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こ~んなステキな感じに                     それからこちらが全体の風景
実はこちらのおうちには、なんと暖炉(薪ストーブ)もあったり

建物もおしゃれなのは、こちらのご夫妻、ご主人様はホームビルダーさん、奥様は、ほんらいは刺し子の作家さんなのでしょうか、色々な本に載ったりされている方で、他には編み物をすればステキな色合いのものを編んだり、お料理にお菓子作りに果実酒?木の実酒?作りに・・・とにかくセンスのいい方でして
そしてこの建物の1Fでナチュラルなテイストのセレクト雑貨のお店をやっていて・・・→とてもかわいいSHOP
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看板はお店の入り口に付いたみたいで~す

Home Sweet Home Madeさんのブログにもご紹介していただいていました~
http://shu1home.exblog.jp/
↑青空バックに撮った写真が載っていま~す(こっちの方が素敵)

お問い合わせは、右のお問合せフォームからご連絡ください。
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店舗看板@横浜・あざみ野「Quelcus」

2月にオーダーいただいて既に取り付け、3月にOPENしているお店なのですが、
昨日、ようやくお店に実際に足を運ぶことが出来ました
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お店の名前は『Quelcus』“bar and bistro”だなんて!なんてオシャレ
場所は、横浜市・東急田園都市線あざみ野駅から徒歩5分
http://r.tabelog.com/BC010101/kanagawa/A1402/A140201/R255/map/
食べログにも掲載されていました♪→http://r.tabelog.com/kanagawa/A1402/A140201/14040081/

さて。
毎回好評のメイキングです。
まず、このようなイメージなんだよね、とデザイン事務所さんからデザインが来ました。
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これは文字の書体が完成されているから、このまま使用しよう!サンドブラストという技法で文字を抜く加工がいいだろう、と思い、イメージの緑色で、ステンドグラスの色ガラスでも「被せガラス」といわれているガラスをセレクト。
greenglasssample.jpg
緑は、どちらの色の方が良いでしょうかと、、、濃い方がいいかな、などと今回のお仕事をご紹介いただいたRDPさんにご相談。
それから、サンドブラストの加工は、同じ茅ヶ崎市内にありいつもお世話になっている『ArtStudio凛』さんに今回もご協力を。
あ!彫っている写真が無い(>_<)!残念!
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寸法が380mm×180mmだというのでそれに合わせて型紙を描いて、ガラスをカットして、並べてみます。
こんな色合いでいいかな?!
DSCF4994mini.jpg DSCF5010mini.jpg
H鋼の溝にガラスをはめこみながら組み、H鋼とH鋼の接合部分をハンダします。
裏面もハンダが終わったら、ガラスを一度磨き、鉛線を黒く染めます。
それから、パテを詰めて、また仕上げ磨きをして完成です。
納品する前、いつもの自然光のもとで、撮影しましたが、後ろからの照明がないと、イマイチ
今回使用した緑色ほか茶系のガラスも、後ろからの光があたらないと、美しさの本領発揮が出来ないガラスなんです。
逆に、後ろ至近距離に光源があっても、光飛びして無色に見えてしまうような心配がありません
材料は『適材適所』、これ大事ですね~。
では、このブログを見てくださっているみなさまもお近くまでお越しの際は、是非立ち寄ってみてください
バーテンダーさんもとてもステキな方で、お店の雰囲気もグーです
※尚、この照明は、LEDの蛍光灯型が入っています。
しっかり節電を考えていらっしゃって立派です。(しかも震災前!)
看板もこれからは節電タイプが人気になっていくでしょう。→ご興味ある方はRDPさんへ。
DSCF5023mini.jpg
ステンドグラスのお問い合わせはこちら
KALAMA Glass Art Studio
chigasaki134@gmail.com
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店舗サイン

約1ヶ月ぶりのブログ更新。
2月は納品・施工ラッシュでした
忙しく大変だったけれどもありがたいこと。
ご注文くださった方々には心から感謝です。
ほんとにありがとうございました

では、ひとつずつ写真をupしていきたいと思います。

まずはこちら、渋谷109の某レディースファッションショップの看板、既存のピンクのアクリル板のところをステンドグラスに変えたい、とのオーダーです。
ピンクのアクリル板ロゴは、LEDの照明が入っているライトBOX(黒い金属製のもの)とビスで留まっていたので、外して分解します。
ROJITA既存の看板mini 看板のガワmini
使用するガラス選び&型紙に合わせてカット、そしてルーターでガラスの大きさをジャストサイズに削って組む準備をします。
ガラスカットmini ルーターmini
これは「鉛線」の技法で作っていきます。
外側はUの形をした鉛線。溝にガラスが入ります。
鉛線は、長さに合わせてニッパーで切り、接合部分をハンダで固定していきます。
組んでるところ2mini zoom→鉛線ズームmini
ハンダこてmini zoom→ハンダmini
出来上がったら、鉛線をワイヤーブラシでこすって汚れを取り(鉛線が酸化しているので)専用の薬剤で黒く染めます。
DSCF4935mini.jpg ブラックに染色ズームmini Imini.jpg
ステンドグラスの工程は、ここで終了です。
通常は、工務店さんにこの先の取り付け作業はお願いします。
ネジ受けズームmini
しかし、今回は、土台となるライトBOXが既存のものを再利用されるため、
ライトBOXに合わせて固定するビスをつけるところまでやらなくてはならなくなってしまいました。
色々と考えた結果、真鍮ならステンドグラスの鉛線とハンダで接合することが出来るので、
真鍮の角材でネジヤマを金属加工の出来る専門の人に頼んで“固定ビス”を作ってもらいました。
この作業は分野外の作業ですが、実は金属加工が出来る人とは夫だったので、
今回を機に、今後は当工房で出来るようになります

完成です。
DSCF5036mini.jpg DSCF5050mini.jpg

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※2019年1月19日(土)フジテレビ系列『ぶらぶらサタデー』で、タカ&トシさん、温水さん、アンミカさんがステンドグラスを作りに立ち寄られました。作られた作品が視聴者プレゼントに!!
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